まずは、仮想のライブ空間であるSHOWROOM。
恥ずかしながら、知らなかった。。。
おそらく目にはしていたはずだけど、気にも止まらなかった。。。
SHOWROOMとは、アイドルやタレントの生放送がストリーミング配信されている、無料視聴アプリ。
このSHOWROOMをつくったのが、
本の著者、前田裕二さん。
前田裕二さんは、小学2年生の時に母親を亡くし、ストリートで音楽で稼ぐことを経験し、早稲田卒業後、外資系投資銀行→ニューヨーク→DeNA→起業 と経歴だけも興味深い。
この記事の目次
本日の読書「人生の勝算」前田裕二
『人生の勝算』を選んだ理由→キングコング西野おすすめ本
最初に知ったのは、キングコング西野さんが紹介しているのを見て、はじめて認識した。
見ると、この本をオススメしているのが、ホリエモン・秋元康さんなど著名人ばかり。
この宣伝の力の入れかたもスゴイ。
本の販売前から、この本をどれだけネット上で目にしたことだろう。
どういう本なのか気になった。
ぼくが気になったところ(【人生の勝算】より抜粋)
- ギターの弾き語り時代
最も重要なこと→「濃い常連客」を作ること
①通りかかった人が素通りできないような、つっこみどころを自分の中にどれだけ作れるか
②時間差でリクエストを応える
③仲良くなったお客さんに、オリジナル曲を聞いてもらう。
- お客さんが思いを馳せて、その過程自体に強いストーリー性を感じてもらう。
- コミュニティの成功に影響を与える最大変数は、後天的な努力の絶対量です。
- モノ消費からコト消費へ→スナックの客は人との繋がりにお金を払う。
- コミュニティが深まる要素
①余白があること
②クローズドの空間で常連客ができること
③仮想敵をつくること
④秘密やコンテクスト、共通言語を共有すること
⑤共通目的やベクトルを持つこと- よくビジネス書では、人に好かれる能力を磨きなさいと説かれていますが、ぼくは逆だと思っています。人を好きになる能力の方が、よっぽど大事だと思います。
- 当たり前のことを圧倒的なエネルギーでやり続ける。
- 仕事はゲーム。まずはゲームのルールを理解する。
- 思いやりとは、「他者」の目を持つこと。
- 仕事の成否はモチベーションによって大部分が決まる。
- 自分について考えたノートを何冊作っているか。→自己内省を深める。
- 自己分析の目的は、人生のコンパスを持つこと。
- ソーシャルネットワークの次は、ライブストリーミング。
- 逆境は、必ずバネになる。努力と情熱次第で、人はどんな高みにだって行ける。
- 「社長は孤独である」というのは、きっと、自分が作り出した虚像。
ぼくが感じたこと「SHOWROOM前田裕二という人」
前田さんは、天才でもあるし、異常な努力家でもある。
先天的な部分はどうしようもないが、後天的に身につけれるもので、ぼく自身もっといろいろやれることがあると可能性を感じることができる本だ。
この本は、読んでいてキングコング西野さんの「魔法のコンパス」を読んだ時と同じ感覚がある。
物語として読んでもおもしろいが、それ以上にビジネスのエッセンスが散りばめられた本である。
ぼくがメモとしてあげた上記部分は、あくまでキーワードであって、非常にわかりやすい言葉で書かれていて勉強になった。
最近は、オンラインサロンも増えてきているが、まさにこの本で書かれている人がコミュニティを求めるニーズにマッチした時代の流れ。ライブ動画も多くなってきているが、これも距離感を縮めることにつながっている。
フェイスブック、ツイッター、インスタの流れや、時代の流れまで、ひとつ上の視点で考えることができた。
【人生の勝算】流コミュ二ティの作り方
このコニュニティの作り方の考え方は、飲食店をやっている立場としては、お客様の作り方につながっていく。
同時にスタッフのチーム作りの上でも、応用できる。
コミュニティが深まる要素は参考になり、過程にストーリー性を感じてもらうって言葉もビビってきた。
ぼくのラーメン屋に、人生の勝算の「コミュニティ要素」をあててみる。
①余白があること
接客は、元気に「いらっしゃいませ!」っていたり、最後は入り口でお見送りをしたりしている。
- 麺をあげる時もかけ声があったりして、お客様から「なんて言ったの?」とか笑われたりもする。→ツッコミどころ満載。
- おかえりの際にスタッフが外にお見送りするので、調理中であろうが店内にお客様を残してスタッフがいなくなる→「おいっ!」ってツッコミたくなる。
- スタッフが外国人が多い為、会話が通じない。→一生懸命に話そうとするスタッフをお客様が応援してくれる。
うちのお店は、ツッコミどころ満載の余白だらけだ。
②クローズドの空間で常連客ができること
うちのお店はカウンター12席のみのお店で、小さいのでクローズ度感満載。
ラーメンなので、毎日のように来ていただける常連さんはたくさんいてくれる。ありがたい。
③仮想敵をつくること
ご近所さんのラーメン屋さんや食べ物屋さんが該当するのかな。
④秘密やコンテクスト、共通言語を共有すること
ラーメン屋は、ラーメン用語があるので共通言語ができている。
「マシマシ」→トッピングをダブルにすること。
「バリカタ」→麺の茹で加減で、かためよりもさらに硬いこと。
「二郎系」→ラーメン二郎やその系列店もしくは、それに似せたラーメンのこと。
たしかに、ラオタ(ラーメンオタク)は、この共通言語があるので、仲間意識といか帰属意識がある。
⑤共通目的やベクトルを持つこと
お店が存続すること。過度な接客やサービスを追い求めず、いつも同じようなラーメンが出て来て、同じように食べられること。
コミュニティ要素のまとめ
うちのラーメン屋を分析すると、⑤共通目的が弱い。
でも、以前LINE@の加入者を1000人目指したときには、具体的な数字をだして取り組んだ時は、少しその空気は感じられた。
お店で取り組もうとしているその姿勢にお客様も積極的に登録してくれた。
そこに大きなヒントがあると思った。
自己内省の目的が、人生のコンパスをもつこと
ぼくは、自己内省の目的を人にうまく伝えることができなかったけど、この言葉をみて、こうやって伝えるんだって肚に落ちた。
まずは、自分を知ることからスタート。
でも、その目的は自分の人生の方向をはっきり見るためなんだ。
日記をつけることも、ぼくはすすめているが、ここにつながる。 ぼく自身も内省する時間が、本を読む時間であり、ブログを書いている時間ではあるけど、もっと意識的に内省の時間をつくりたい。
逆境は、必ずバネになる。努力と情熱次第で、人はどんな高みにだって行ける。
信じ続けたい。
書評のまとめ【人生の勝算】
ビジネスだけでなく、人生においても「成功」するためのヒントが盛りだくさんの本。
いまの時代の人生の指南書だ。若い人が読めば、人生のバイブルにもなるだろうし、それより上の人たちが読んでも「時代の流れ」を知ることができ、人生・ビジネスのヒントになる。
何より、どんな人でも読みやすく、楽しくワクワクしながら読める。
こういう書き方の本は、誰が読んでも、どんな角度からでも学べる。
ぼくがこの本から学ばせてもらったことは大きい。
これからもこの本は、節目節目に開いて、思い出したいと思える良書だ。
オススメ度 ★★★★★
追記:2017/08/02 AbemaTV(アベマTV)出演『徹の部屋#17』
7月30日放送のAbemaTVの「徹の部屋」に、キングコング西野さんと SHOWROOM前田さんがゲストで出演。ここでも「人生の勝算」について熱く語っている。
この無料の動画はめちゃくちゃおもしろく、勉強になる!必見!!
追記:2017/08/27 キングコング西野さんと実際にスナックを作られます!
売り手と買い手、店員さんとお客さんの境目が曖昧になる事。どっちが上とかなく、水平な関係になる事。むしろ、売り手側の弱さが痛いくらい伝わって、買い手側のみんなで支えたくなる事。… https://t.co/HkJtcvsgw8
— 前田 裕二 @『人生の勝算』年内5万部! (@UGMD) 2017年8月20日
週刊SPA(@weekly_SPA)さんに取材頂きました!ヤフーニュースにもなってます!!https://t.co/8nNVHTnkBL
— 前田 裕二 @『人生の勝算』年内5万部! (@UGMD) 2017年8月26日
コメントを残す