【感想】部下のトリセツ「ついていきたい!」と思われるリーダーの教科者 浅野泰生→部下との接し方を学べる本!

「部下のトリセツ」書評と感想

「今の若いヤツは……、オレが若い時は死に物狂いで働いていたぞ!」って、若い人たちを宇宙人のように感じてしまう上司や、

リーダーを任せてもらったけど、どのようにメンバーと接したら良いのかわからない新人リーダーの人にピッタリな一冊が本書です!!

 

(株式会社think shiftから献本いただきました)

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【本日の読書】部下のトリセツ 「ついていきたい!」と思われるリーダーの教科者 浅野泰生(著)

部下のトリセツ 「ついていきたい!」と思われるリーダーの教科者 浅野泰生(著)

著者:浅野泰生さんとは

1972年生。ビジネスパーソンを自己実現に導く成長プロデューサー。

 

自身のマネジメント手法で、長年赤字続きだった同社を就任初年度に黒字化。就任時から5期連続の増収を達成します。

軌道に乗っていた2019年5月、オーナーとの対立が表面化。突然、社長を〝クビ〟になり、その翌月、何のあてもないまま株式会社think shiftを設立。同時に、前職で苦楽を共にした13名の社員が安定した環境を捨て同社に入社します。

「実は自分も、リーダーとしては失敗ばかりだった…」と、著者の浅野さんは失敗ばかりで、その中で向き合い、試行錯誤のなかでつかみとったリーダーのあり方・考え方について学んだことが本書にまとめられています。

 

本書についての動画を見ると、著者がどんな方かわかりやすいのでオススメ!!

 

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本書の概要「部下のトリセツ」という名のリーダー本

私の推測ですが、著者は最初はそれこそ「昭和のオラオラ系」で努力をしてリーダーになり、その後「昭和のオラオラ系」では今の人たちはついてくることはなく、苦しみ、悩み、そこで向きあった結果、自分が変わる必要があることに気づかれました。

 

本書は、「部下をどう動かすか」ではなく、「部下がどうやったら、自分で考え自発的に、責任をもって行動してくれるようになるのか」ということを教えてくれるリーダー本です。

 

本の目次

第1章 部下が安心する「自己開示」

第2章 部下が心を開く「聞き方」

第3章 部下をやる気にさせる「言い方」

第4章 部下を成長に導く「育て方」

第5章 部下が結果を出せるようになる「接し方」

 

 

「 本当にやりかたいこと」を知るとやりがいにつながる

「どんな仕事をするのか」より、「何のためにするのか」の方が重要なのです。

そのため、特に経験の浅い部下に対しては、目の前の仕事が会社や個人の目的とどのように結びついているのか、どんな意味いがあるのかを示してあげましょう。

同じ仕事、同じ作業をしていたとしても、「なぜその仕事や作業を行なっているのか」という目的がわかっていないことも多いです。

また「こんなの言わなくてもわかっていることだろう」ってことを知らなくて、目的をまったく理解していないってことはよくあります。

 

同じ行動をしていても、「目的」が違えば、たどりつくところは全くの別モノになってしまいます。

「目的」の確認は大切ですね。

 

部下のトリセツの背表紙

「求められていること」がハッキリすると迷わない

  • 「何を求めらているのか分からない」「やりたいことがない」と感じている部下も多いようです。
  • リーダーは部下に会社やチームの一員としてどうしてほしいかをはっきり示す必要があります。
  • 部下への”期待”を具体的に文書化し、ハガキくらいの大きさの紙に印刷して渡す

これも、「思っているだけでは相手には伝わっていない」ということですね。

 

部下への「期待」を具体的に文書化するというやり方は、やってみようと思います。

この部分を読んでいて、チームのメンバーとのズレがここにあるような気がしました。

 

こちらが求めているものと、本人が思っている求められているものに「差」があるから、ベクトルがズレているからチームが思ったように前に進まないのです。

 

「考えるクセ」がつけば、自分で解決できる

部下から何か聞かれたら、逆にリーダーから質問することで、部下が自分なりの答えを持つように仕向けましょう

教育でいつも悩まされるのが、「自立」です。

なんでも手をかけすぎると、自分で考えずに言われたことしかやれない人を育ててしまいます。

 

この問題に関しても、具体的な事例と対策が書かれているのですぐに実践することができそうです。

部下のトリセツの内容のまとめ

【書評のまとめ】部下のトリセツ 「ついていきたい!」と思われるリーダーの教科者 浅野泰生(著)

リーダーが先頭をきって、みんなを引っ張っていくというスタイルではなく、部下のみんなにいかに動いてもらうかという主役は「部下」の本です。

今は、価値観が多様化しており、「部下の取り扱い」は「右へならえ!」で動くのは過去の話。

 

本書は、リーダーが部下にどのように接したり考えれば、部下が動いてくれるのかというリーダー本です。

 

よくある部下との接し方のQ&Aがのっているのですが、どれもうなずくものばかりです。

読んだ時に自分がかかえている問題の部分が、やはり心に残ります。

今回取り上げさせてもらった一例は、私の抱えている問題です。

本書を読みながら、同時に自分のリーダーとしてのあり方も考えることができます。

 

みなさんは本書を読んで、どの部分が響きますか?

 

 

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