人の生き様が学べる本。
この本は、ビジネスを通して、ナイキ創業者フィル・ナイトの生き方を知ることができる。
ビジネスとは、利益を追求したりお金だけではないということを教えてくれる。
この記事の目次
本日の読書「SHOE DOG(シュードッグ)ー靴にすべてを。」フィル・ナイト
「SHOE DOG(シュードッグ)ー靴にすべてを。」フィル・ナイト(著)
著者:フィル・ナイトとは
https://sites.google.com/site/philknightnikefounder/
世界最高のスポーツ用品メーカー、 NIKE(ナイキ)の創業者。
1938年生まれ。アメリカ、オレゴン州ポートランド出身。
1964年〜2004年ナイキのCEO、2016年まで会長を務める。
NIKE(ナイキ)の歴史
学生だったフィル・ナイトと、陸上コーチであったビル・バウワーマンが前身であるブルーリボンスポーツ社を設立。
大学卒業後、神戸で靴のメーカーであるオニツカタイガー(現アシックス)の品質と低価格を気に入り、アメリカでの販売権を取得。
つまり、ナイキってもともと、日本のアシックスの販売店だった。
その後、独自でトレーニングシューズを生産し、ナイキのブランド名で販売、世界有数のスポーツ用品メーカーとなった。
【SHOE DOG(シュードッグ)】本の感想
この本は、フィル・ナイトがNIKE(ナイキ)の創業から上場までの自伝的物語。
ナイキも創業時から、資金繰りに苦しみ、幾度も困難を乗り越える成功ストーリー。
この本は、ビル・ゲイツが2016年おすすめの5冊にも選ばれた本だ。
物語としても、まるで映画を見ているかのように、ドキドキしながら読み進められ、感動できる本で一気に読めてしまう。
シュードッグを読んで、ぼくが感じたこと
「SHOE DOG」の終盤で、フィル・ナイトがビジネスについて、熱く書かれているところは、文章をカメラでとって保存した。
ビジネスって「利益の追求」と考えることに違和感を覚えるぼくに、ビビッときた内容だ。
フィル・ナイトが作り上げた経歴は素晴らしいものだが、この本を読んで、フィル・ナイトの謙虚さにビックリする。
この本に傲慢さをひとつも感じることがなかった。
フィル・ナイトの自慢がひとつもない、むしろ仲間や他人を賞賛することばかりが書かれている。
ナイキの創業から上場までのエネルギッシュの内容から、本の終わりに順って、仲間との死別や、自身の死を意識した内容になっており、人の人生は有限であり、老いていくことのさみしさも感じた。
【書評まとめ】ぼくが一番シュードッグを読んでよかったなと思えたこと
これも終盤、フィル・ナイトがたくさんの仲間に感謝と賞賛をおくっている。
ぼくが人から教えていただいた言葉。
「しあわせって、ありがたいって感じられること」
フィル・ナイトでさえ、後悔したことを悔やんだり、人生の終わりについて考えたりする。
そんな中でも、フィル・ナイトの終盤の文章は、「人のご縁のありがたさ、運が良かったというありがたさ」、読んでいて「ありがたみ」をたくさん感じとることができた。
しあわせな人生だったんだと、ぼくは、「ぼくの中のしあわせの定義」の確認ができた。
人は、人である以上、良いこと悪いこと、後悔することもある。
それが人生。
人生を終えるときに、ありがたみをたくさん感じることができ、謙虚にいられるこころを持つことができたなら、ぼくはしあわせな人生だと思える。
今のぼくの目指すところだ。