「インターネットを使って、売上をあげたいけど、何をしたら良いのかわからない」って人にオススメ本!
ホームページ、ネット広告、食べログ、Googleマップ、Twitter、Facebook、Instagram……。
ネットで様々なことができるのですが、「ネットで何ができるのか」をまとめてくれたのが今回の本です。
無料でできるモノも多いですので、売上をあげたり集客する為に、これを使わない手はないでしょう。
(※エムディエヌコーポレーションさんより、献本いただきました。)
この記事の目次
本日の読書「販売・PR・プロモーション ネット戦略のやさしい教科書。」
「販売・PR・プロモーション ネット戦略のやさしい教科書。」敷田憲司、池田益己、田美智子、鈴木利典、藤村能光、戎井 一憲 、染谷昌利(共著)
「販売・PR・プロモーション ネット戦略のやさしい教科書。」の内容
ネットで商品を買ったり、予約したりする時の為に作るページがランディングページです。
YahooやGoogleのような検索エンジンの検索結果に表示させる広告のことを、リスティング広告といいます。
スマホで、「地域名+ラーメン」と検索すると、検索リストよりも上に表示されるのが Googleマイビジネスです。また、Googleマップ上に表示されているのも Googleマイビジネスです。
オウンドメディアとは、自社で100%運営できるホームページなどのメディアのことです。
この本に書かれている内容とは、
インターネット上での販促・PR・プロモーション活動について書かれた本です。
小さな会社・個人ほどネット戦略をやるべき!
ぼくは、ラーメン店をやっておりますが、飲食業界の人はインターネットやパソコンに弱い人が多いです。
業者さんとの食材の注文も未だにFAXや電話が主流のところも多いです。
少しずつIT化はされていますが、まだまだです。
また個人や小さいお店は、外部との接点が少なくIT化をせずともやってきているので、ITに対しての必要性すら感じていないです。
「そりゃ、インターネットを使った方がいいよね〜」
とは言いますが、言う程度で行動しない人がほとんどです。
僕たち小さな飲食店は、予算がないので使える広告費も限られています。
だから、「ホームページ作るのに10万円です」って言われてたら、「食べログのサイトあるからいいや〜」ってなります。
「 Google や Facebook に広告出せますよ!」って言われても、
「よ〜わからんから、今まで通りの新聞折り込みでいいわ」ってなっちゃいます。
知らないから……。
結局、今まで通りのやり方の自分たちが思う「安心」の選択で終わってしまいます。
その結果、ますますIT化から遠ざかり、売上をあげる為にムダな広告宣伝費と時間を使ってしまっているというのが、ぼくの周りの飲食店の現状です。
今の時代は、ありがたいことにちょっとした知識と行動と時間をつかえば、無料(低予算)で、インターネットを使った情報発信ができ、宣伝ができます。
ラーメン店で実際に取り組んでいるネット戦略
実際、ぼくのお店のラーメン店でもいろいろ試しています。
インターネットを勉強する前は、業者さんに任せたり、言われるがままやっていて、自分のお店なのに人頼みでした。
少しずつ自分で学んでいくと、「自分」でいろいろできるようになると、今までお金を払って業者さんに任せていたのがタダで自分でやれちゃいます。
脱食べログ・脱ぐるなび→自店ホームページへ誘導!
飲食店を運営していると、良くも悪くも食べログやぐるなびによって、無料でお店が紹介されています。
ホームページをもたない店舗にとっては、インターネット上にお店の情報が自動的にあがってくるのでありがたいことです。
しかし、
口コミサイトって、当然「口コミ」ですし、「お店側が伝えたいこと」と違う表現にされてしまっていて、お店側としてはモヤモヤしてしまうことがよくあります。
そこで、やはり強いのが自店で作成したホームページです。
検索では、食べログに負けてしまい検索上位にもってくることは難しいかもしれませんが、少なくても食べログやぐるなびに自店HPとしてリンクをはっておけば、詳しくお店を知りたいって思っていただけるお客様には、食べログサイトから自店HPにアクセスしてくれる可能性があります。
自店作成のHPであれば、「自分たちが伝えたいこと」を表現ができ、宣伝・求人広告まで自分たちが作りたいように作れます。
自店ホームページは、Googleマップやトリップアドバイザーを含め、様々なポータルサイトとも連携させることができるので、ひとつきっちりしたホームページをもっていれば、入り口は「食べログ」や「地図」から検索した方でも最終的に自店ホームページに誘導することは可能です。
Googleマイビジネスはチャンス!
「Googleマイビジネス」って、多くの人は見ているはずなのに、認知度は低いです。
Googleで、「地域名+料理名」などで検索した時に、検索結果一覧が表示される前に表示されているものが、Googleマイビジネスです。
つまり、Googleの検索結果よりも上に表示されるのです。
このGoogleマイビジネスのお店のページは、自動的に作られますが、お店側がいろいろと入力もできます。
しかし、まだまだ店舗側でGoogleマイビジネスに力を入れている店舗が少ないです。
iPhoneで検索した時に、検索結果よりも上位に表示されるのに対策しないなんてもったいなくないですか?
このGoogleマイビジネスの設定も、無料です!
Googleマイビジネスの設定方法も本書には記載されている。
また、本書の著書の一人でもある戎井 一憲氏が「Googleマイビジネス」について初心者にもわかりやすく書かれた本は店舗を持たれている方にはめっちゃオススメです!
Instagram・Twitter等のSNSを使った販促!
ビジネス利用の場合は、個人のプライベート利用ではSNSの運用方法は違います。
本書では、各種SNSの特徴と、ビジネス利用のやり方も紹介されています。
ネット関係や情報発信が全くわからないって方は、TwitterやInstagramからはじめてみるのも良いと思います。
自分がつぶやいたことに反応があるってことを経験することからスタートし、少しずつできることを増やしていければ、情報発信はどんどん楽しくなってきます。
書評のまとめ「販売・PR・プロモーション ネット戦略のやさしい教科書。」
- プロモーション側からしてみると、1度使ってもらえさえすれば、よさはわかってもらえるという自信があります。
- でもそれって自分のエゴなんです。
- 「食べてもらえれば」「使ってもらえれば」「読んでもらえれば」なんて言葉は言い訳にしかなりません。自分たちの力で世の中に情報を届けなければ、商品やサービスの存在を知らしめることはできません。
ぼくが、ブログで情報発信をはじめた理由も、まさにこれです。
以前、新しい商品を開発して、それをもとに飲食店を出店しました。
「こんなにおいしい商品だから、一度食べてもらえればリピートし、口コミで広がっていく!」と信じていました。
「時間とともに認知があがり、売上はあがっていくだろう」と、結局そのお店は半年で閉めてしまいました。
原因を考えたときに、ぼくがたどり着いたのは「情報発信不足」でした。
商品を知ってもらう前に、お店が終わってしまいました。当時は、商品を知ってもらう方法を知らなかったのです。
資金力のない個人や小さな会社は、広告・宣伝費をかけられません。しかし、自分でやれば経費をかけずにできます。
しかも、自分でやるから「自分が伝えたいように、発信ができる」
この本は、個人や小さなお店(会社)ができるインターネットを使った販売・PR・プロモーションの全体を網羅した本です。
まずは、ネットでお金をかけずに「どんなことができるのか」を知るのにもぴったりな1冊です。
ホームページ作成本や、SNS活用本はあっても、個人やお店の情報発信のやり方について、ここまでまとまっている本は他にはないでしょう。