ネットの評判を見ると賛否両論の箕輪さんの本。
今まで箕輪さんの編集した本はたくさん読んできたので、本の内容も想像がつくので、
期待せずに読んでみたけど、読んでよかった!!
ぼくは、好きな本だ。
ホリエモンをはじめ時代の先端を走る人の本を編集し、作る本はバンバンヒットしている編集者の箕輪さんが書いた本だけに、どういう表現やことばをつかっているのかも気になった。
この記事の目次
本日の読書「死ぬこと以外かすり傷」箕輪厚介
著者:幻冬舎編集者 箕輪厚介とは
2010年双葉社に入社、『ネオヒルズジャパン』与沢翼 創刊。2014年から編集部に異動し『たった一人の熱狂』見城徹/『逆転の仕事論』堀江貴文
2015年7月に幻冬舎に入社。
『多動力』堀江貴文、『日本再興戦略』落合陽一、『お金2.0』佐藤航陽、『人生の勝算』前田裕二など、最前線で戦う起業家の著書を次々にベストセラーにしてきた。
オンラインサロン「箕輪編集室」を主宰し、1300名を集める。
「頭でっかち」と言われようが自分を信じてやる
僕は、ビジネス書を読んでも意味がないとか講演会なんかに行く暇があったら仕事をしろという声を聞いたときに反論する。「実際に手を動かすほうが価値はあるが、これからの世の中がどこに向かうのかを知っているということも極めて重要だ」と。
「知っている」と「知らない」の間にとてつもなく太い川が流れているのだ。
ぼくも若い時はよく言われた。
「そんなに、本読んでも意味ないよ」って。
言いたいことはわかるけど、人によって考え方・価値観は違う。
ぼくは、ハッキリ言う。
「本は読んだ方がいい」
何もしないのなら、とりあえず本で読んで知識だけでもつけておいた方がいい。
「いずれ必ず武器になる」
恵まれたこの国に産まれながら、スマホという世界中の情報を知ることができるツールを持っていながら、「意識高い系」などと他人を揶揄し、知ることすら敬遠する愚かな者になってはいけない。
スマホゲームで人生を消費するな。知っているということが、いずれ必ず武器になる。分断された世の中だからこそ、情報を浴び、知を獲得しろ。意識くらい、高く持て。
ぼくも「意識高い系」ってうしろでクスクスよく笑われていたから、よくわかる。
どうしても学んでいる最中は、「意味あるのか」って結果がです、不安に思うときもあるかもしれない。
でも、
「いずれ必ず武器になる」をぼくも経験することができた。
今不安に思いながらもまだアウトプットする経験がなく、インプットばかりしていても、安心してほしい。必ず、その学んだことは、自分のどこかに蓄積されていて、活かせる時がくる。
だから、どんどん学んでほしい。
信頼する人のオススメを選ぶ時代
これって俺自身がインフルエンサーになれば最強なんじゃないだろうか。物が溢れる時代。もはや物を選ぶこと自体に疲れる。自分が信頼する人のオススメを選ぶようになるのは時代の必然だ。インフルエンサーの力はどんどん強くなるに決まっている。
「信頼する人のオススメを選ぶ」
これからのビジネスをする上での大きなポイント。
今の時代、誰もがインフルエンサーになれるチャンスはある。
選ぶ基準は「物語」
これから物を選ぶ基準は「物語」になる。安くて良い物は溢れている。だから、機能としてのTシャツはユニクロで十分だ。あえてTシャツを選び取る理由は、Tシャツのデザイナーの生き方が好きとか、何かメッセージを代弁しているとか、そこに込められた物語の部分、製作者の顔でしかない。
特に本などのコンテンツは機能や値段では選ばない。その裏にどんな思いがあるか、誰が編集しているかまで込みで買うか決めるようになる。
モノを売るのにも「物語」が重要。
つまり、ヒト。
モノが良ければ売れた時代は過去であり、今はヒトが重要な基準になっている。
とりあえずやってみる
自分で手を動かし物を作って、人々のリアルな反応を見て一喜一憂しながら、成長していくのが一番手っ取り早い。つまり、いい組織とはチャンスが多く得られる組織だ。
今はSNSでもオンライサロンでもチャンスに触れる機会は5年前に比べ段違いに増えた。時間は有限だ。人はすぐ死ぬ。だから「今やれ」。「昨日までできなかったこと」をやる。その実践を繰り返した先にプロフェッショナルがるのだ。
成長していくためには、「行動」!!
つい失敗を恐れて、準備、準備、準備で「実際に行動を起こす」までの時間がかかり過ぎてしまう。
その結果、「行動」の量が減ってしまい、成長するチャンスの回数も減ってしまう。
「やれない」のは「やっていない」からである。当然のことだけど、ビビっている自分がいる。
「やれない」からやらないのではなく、「やれない」から「とりあえず、やってみる」にする。行動の先に、成長があり、成功がある。
成功のヒントは時間術
- 極限までい時間がない状況は人の集中力を飛躍的にあげる。
- 集中力というのは、追い込まれた瞬間に最大値を記録する。それならば、常に時間を区切って自分を追い込んだ状態にしておけば集中力は下がらない。
成功のヒントは、時間術にあると最近つくづく感じる。
時間がない時は、「時間が欲しい」と思うけど、
時間がある時は、あったらでダラダラしてしまう。
結局は、時間があってもなくても、どのように時間を「意識」するかだ。
時間を意識するには、計画をたてる必要もあるし、大事なのは忘れがちな「振り返り」だ。
振り返りをしないから、同じ過ちを繰り替えしてしまう。
書評のまとめ「死ぬこと以外はかすり傷」箕輪厚介
箕輪さんって、頭が良い方であることは違いないけど、
それ以上にやっていることが泥臭い。
やること全てが、「熱狂」してやっているから突き抜けられる。
ぼくでも、今からでもできる「やり方」が書いてある。
だから、自分ゴトととらえることができるから、読んでいてワクワクする。
ただ、このまま読んで終わらせてしまうと単なる一時的に気持ちがいいだけの自己啓発本で終わってしまう。
この本を低く評価する人は、単なる一時的なカンフル剤として見ていないからだと思う。
この本に書いてあることをひとつでも、自分に取り入れ行動することに、この本の本当の意味が出てくる。
ぼくは実践していく。
読みやすさ ★★★★★
熱狂度 ★★★★★
オススメ度 ★★★★☆
文章も読みやすく、手に取りやすい感じの本。
「今の時代の流れ」を感じることができる。箕輪さんは時代の先端を走っている人が書いた本をいくつも編集されているが、その人たちとの大きな違いは、箕輪さんがサラリーマンであること。
サラリーマンであっても、会社の枠を超えた仕事をしたり、その「サラリーマンの立場を上手に利用した」仕事のやり方があることを教えてくれる本でもある。
キングコング西野さんも箕輪本をオススメ!!
たとえ友人であろうが、本当におもしろいモノしかオススメしないキンコン西野が、箕輪さんの「死ぬこと以外かすり傷」を大絶賛!!
ブログで本の「はじめに」を公開している。