昨日は初マラソンに挑戦した。
去年10月31日より、ランニングを初めてちょうど一年。
走ることについては、全然わからないので、ネットや本を読みまくった。
マラソンがどういう風に運営されているのかもわからず、不安いっぱいで参加した。
受付は7:00~8:00
開会式8:00
スタート9:00
受付からスタートまで、めっちゃ時間があるやんm(_ _)m
受付が混むかどうかもわからないので、びびりなので、7:00に行った。
最寄りの駅ではランナーがいっぱい。
素人のぼくは、プロっぽいみなさんの格好に、この時点で圧倒された。
ドキドキ、
会場についたら、まずは受付。
家に届いていたハガキとゼッケンを交換してもらう。
1年間走ってきたことのテストをされるような気がして、受験生の気分だった。
受付の人に、
「がんばってください!」
って、言ってもらえて、
不安いっぱいなぼくにとって、
うれしい言葉だった。
何気ない言葉でも、
あなたの『がんばってね』の一言で、
ぼくは元気になりましたって伝えたいぐらだった。
この記事の目次
ゼッケンのつけかた
これすらドキドキだった。わからないから。
家でゼッケンのつけかたの練習してこればよかったと思いながらも、
安全ピンでシャツに穴をあけなくてもよいというこちらをつかってみた。
ゼッケンに穴をあけて、シャツとはさんでパチッととめて、シャツに穴を開けずに固定できる。
ゼッケンに穴をあけるとき、穴あけパンチが必要ってあったけど、安全ピンで小さい穴をあければいいやって思って、実行。
会場は、待ち時間が長いので、
雨ふったあとだったので、若干下が湿っていた。
通な人たちは、
レジャーシートをもってひいていた。
ぼくも次は準備したいと思った。
ゼッケンをつけるときや着替えるときにほしかった。
とりあえず、
上手にゼッケンがはれたので、満足。
ただ、これがレース中の思わぬトラブルを引き起こす。
そして、
開会式。
はじめてなので、どれもワクワク。
開会式も最前列で聞いていた。
開会式が終わり、
いよいよスタート!!
スタート前にトイレに行こうとおもったら、トイレ50人待ちくらい。
やばい
これも勉強。
そりゃ、みんなトイレいくよなーと思った。
それでも男子の方は、男子用トイレが6個くらい設置してあり、割とスムーズにあまり待たずにすんだ。
手荷物は、預かり所があったので助かった。
初マラソン!さぁ、スタート
ドキドキ。
このスタートは混むとあったので、ぼくは一人なので、間にはいっていき、前の方に位置をキープ。
スタート~10㎞
ドキドキで、ペースも何もわからず、みなさんに着いていった。
沿道にいらっしゃる応援される方の間を通って走るのは照れ臭かった。
ぼくは、記録に残したかったので、たくさん写真撮ろうと思っていたけど、びっくりするくらい誰も携帯で写真を撮りながら走る人がいなかった。
みんな真剣に走っている。
ぼくのまわりで、携帯で写真を撮って走っているのは、ぼくだけだった。
何か悪いことをしているかのような罪悪感の中、写真をとった。
マラソンの本には、スタートはみんなペースが早くなるのであせらず自分のペースで書いてあったので、早くなりすぎないように意識しながら走った。
それでも、みんなが早いので早くなっちゃった。
最初は、緊張とわからないってことで、雰囲気になれるまで時間がかかった。
走っていると、少しずつ自分のペースで走れるようになってきた。
天気もめちゃくちゃよかった。
10㎞~20㎞
一番たのしかった区間。
給水ポイント。
テレビでしか見たことがなかったので、ドキドキだった。
これが、給水ポイントかぁと。
給水ポイントには、バナナ、ういろう、あんぱん、黒砂糖が食べ放題だった(^ ^)
普段、名古屋人ですがういろうを食べる機会がないので、この日食べたういろうは人生で一番おいしいういろうだった。
しあわせな気持ちでいっぱい
今回は4000人のランナーと400名のスタッフで運営されていた。
4000人の年齢も違う、職業も違う、知らない人ばっかり。
そんな人たちが、ただ『走る』だけというイベント。
全員で『走る』という単純なことをみんなでやる。
走っていると、みんな仲間に思える。
めっちゃ平和だと思えた。
世の中、悪口言ったり、いじめだったり、ブラック企業だとか、戦争だとか、くだらないことが多い中、同じ『走る』という目的で、同じことをする。
世の中、みんなでマラソンをすれば平和になると思った。
『がんばれ』のシャワーをあびる
マラソンを走ってよかったことのひとつが、沿道の人たちの応援だ。
沿道にはボランティアの応援の方達がたくさんいる。
みんな「がんばれ」って応援してくれる。ぼくは、沿道で応援している人を見て感動した。
見ず知らずの人に何百回も「がんばれ~」って声をかけるのってすごいなって思う。
ぼくは、すごく元気をもらった。
将来、ぼくが走ることができなくなったら、沿道で応援する人になりたい。
人生でこれほど、声にだして、「がんばれ」って言ってもらったことがないくらい沿道のいろんな方から「がんばれ」って応援していただいた。
これめちゃくちゃしあわせになる。
これも沿道の人にいちいち伝えたくなる。
「あなたの『がんばれ』のおかげでぼくは元気になっています』って。
15㎞付近は、もうしあわせでいっぱいだった。
めっちゃいい天気。
自然の中を走ることができる。
めっちゃたくさんの走るという今共通の仲間たちといっしょに走れる。
沿道の人に応援してもらえる。
20㎞~30㎞
今まで練習でも走ったことがない未知の距離に突入。
気持ちは元気なのですが、足がだんだん疲労がたまってきた。
左胸がチクチク
左の胸がチクチクすると思ったら、ゼッケンをつけた留め具がちょうど左の乳首で擦れて痛くなってきた。
マラソンの本に乳首にバンドエイドって書いてあったのはこういうことかと実感。
乳首にバンドエイドなんて嫌だと思ったが、なめていた。
とりあえず、とまって、こういうこともあるかと念のため、安全ピンも持って走っていたので、もう一度ゼッケンに穴を開けななおして、ゼッケンの位置をかえて問題解決!
30㎞~ゴール
よくマラソンは30㎞からが大変って聞きますが、
事実だった。
30㎞を過ぎたあたりから、「しあわせだなぁ」って感覚がだんだん薄れていき、足の痛さとの戦いがはじまってきた。
このあたりから、脱落者が出て来て、みんなスピードが落ちて来る。
35㎞すぎたあたりから、ぼくは地獄だった。
足が棒というか、膝から下が生まれたばかりの子羊状態。
10分走ったら、屈伸やストレッチをしないと痛くて走れないくらいつらい。幸いなことにぼくが以前痛めた足の裏の痛みはなかったので、ぼくはこの痛みなら痛いけど走れるって思っていた。
ここからは、沿道の人たちの応援がさらに有り難く感じた。
おもしろいもので、道に人がいるとがんばれる。
他のランナーも、みんな苦しそう。
他のランナーを見て、みんな苦しくてもがんばっているというのが、また自分の励みにもなった。
みんなで頑張っているという連帯感をぼくは持った。
最後の会場に戻る上り坂があった。
これはキツイって思ったが、沿道にいた先にゴールしたランナーが、
「ここの上り坂を登ったら、もうあとは下りでゴールだけだよ」
って大きな声で応援してくれた。
おかげで、足が痛いけど最後の上り坂も走ることができた。
応援ってすごい。
念願のゴール
タイムは、5時間3分。
いやぁ、すぐに実感はわかなかった。
とりあえず、
帰ってこれたー
ストレッチだけして、
青空に大の字になって、しばらく動けなかった。
いっしょに走っていたみんな(知らない人だけど)ゴールできたかなぁと思いつつ、青空だけ見ていた。
司会の人が、ゴール付近でマイクで、ゴールする人が来るたびに、
「おかえりなさい」「おめでとうございます」「お疲れ様です」
と、繰り返し何度も何度も言われていましたが、そのひとつひとつの言葉は、ゴールする人にとっては非常にうれしい言葉であり、唯一のことばだった。
ぼくは、仰向けで大の字で青空を見ていたが、
こころの中で、同じように「おつかれさまです」ってぼくも連呼していた。