うまく説明しようと、丁寧に説明しているつもりが、結局は何を言いたいのか伝えることができず、ただダラダラと話をして、相手が「?」になってしまったことってないでしょうか?
今回の本は、「説明は速さで決まる」とズバリ!!
まぁ、わかりやすい本です!!
説明が苦手な人にとって、コツをつかめる1冊になるでしょう。
この記事の目次
本日の読書「説明は速さで決まる」中村圭(著)
説明はとにかく短くまとめる
短さを正しく追求すると、自動的にその説明はわかりやすくなっていくのです。
説明のわかりやすさ=短さと、ズバっと言い切っているところが気持ちがいいです。
新時代のルールは、「説明は速く伝わるほどいい」なのです。
説明のわかりやすさは、時代とともに変化しています。
今の時代は、情報が溢れかえっていて、その中から必要な情報を選ぶのは難しくなっています。
説明に時間がかかってしまうと、聞いてもらえません。
わかいやすく説明するテクニック
音読で「流れ」の悪いところがわかる
「文章を書いた時に音読すると、悪い点に気づける」とあり、ぼくはこれをよくやります。
目で文字を追って読むのと、声に出して読むのでは、違うんですよね。
この音読はオススメです。
書いてから削れば洗練される
削れば削るほど、文章は洗練されていく
ぼくの文章は、余計な言葉をたくさんくっつけてしまう傾向にあります。
削れば、削るほど、確かに読みやすくなります。
この本を読んで、もっと削ろうって思いました。
でも、せっかく書いた文章を削っていくことは、気持ちとしてはさみしいです……。
伝わる力がグンとアップするのが、相手と同じ言葉を使うことです
『相手と同じ言葉を使う』って言われてみて、「たしかに、そうだ!」って気づきました。
チームで同じ言葉を使うと、チーム力があがるのと同じ発想。
コミュニケーションする時に、つい自分中心に話をしてしまいますが、相手の話すことだけでなく、「言葉」に意識を向けていきたいです。
最速で説明する方法
プレゼン資料をつくるまえに、まずノートやメモ帳などに要素をすべて箇条書きで書き出す。その上で必要そうなものだけを残す。説明する順番も伝わりやすいように入れ替えてみたりする。
説明するときには、まずは頭の中のものをすべて箇条書きで書き出します。
その中から、相手や状況にあわせて選び、並べるということ。
ポイントは、「2」の相手の状況によって内容を「選ぶ」ことだとぼくは思います。
自分が思う『わかりやすさ』ではなく、相手が思う『わかりやすさ』というのがやっているようで、できていないです。
「ポイントは3つあります」の問題点
「ポイントは3つあります」の問題点
3つのポイントは「速い説明の時代」という観点から考えると、致命的な欠点があります。
「説明のポイントは3つあります」と言われた時点で「3つもあるのか長いな」と思われてしまう可能性があるのです。
ぼくが読んできたどの説明本にも、「ポイントは3つあります」という説明の仕方はわかりやすくて良いとあり、ぼくはそれを疑いもせずに信じていた。
ただ、「わかりやすい」ものなんだと自分でも思い込んでいましたが、確かに話を聞く側になった時に「3つあります」と言われると違和感がありました。
その違和感の正体はわかりませんでしたが、この本を読んでスッキリ!
この感覚って、むかしにはなかった新しい時代の感覚です。
新時代のルールの「説明は速く伝わるほどいい」のわかりやすい例ですね。
書評のまとめ「説明は速さで決まる」中村圭(著)
以前は、メールで文章を送る時って、「〇〇様、いつもお世話になっております。この度は〜」とか、頭に長ったらしい装飾文が必要でした。
しかし、今はビジネスの場においても、LINEやメッセージアプリが使われており、文章のやりとりも、もっと短く早くなっています。
今は、1時間見るテレビから、5分以下YouTubeをスマホで見る時代です。
手紙やメールで連絡をとりあっていた時代から、LINEで「了解!」とスタンプひとつで会話が成立する時代になりました。
ネットの普及により、欲しい情報はググれば一瞬で知ることができます。
流れる時間が、はやくなっています。
その短い時間で伝えたいことを伝えるには、コンパクトにまとめた文章が求められ、わかりやすさにつながります。
「わかりやすさとは短さである」という、この本の主題につながります。
最後に、
人に伝わる技は、自分に伝わる技でもある。
自分のことは、自分が一番よくわかっていません。
自分の人生のハンドルを自分で握り続けるためにも、この「伝わる技」は活かせることを知り、ますます勉強し、実践していきたいと思いました。