【感想】「読む心・書く心」秋田喜代美→読んだり書いたりする時の心に注目した本!!

読む心・書く心
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「速読のセミナー」の参考図書で必ずと言っていいほど、出てくるのがこの本だ。

 

「本の読み方」を学ぶうえでは、はずせない本。

本日の読書「読む心・書く心」秋田喜代美

「読む心・書く心」秋田喜代美(著)

 

他の「読み方・書き方」本との大きな違い

この本を書くときのテーマ「中学生や高校生にも読んでわかってもらえるように、読んだり書いたりするときの心理過程を紹介する本を書く」

読解力を目指す多くの本は、「読むこと」「書くこと」の知識のことについてだけ書かれていたり、

「どうやったらいいか」は書かれていても、「なぜそうするといいのか」の説明が十分でなかったりする。

 

この本は、読んだり書いたりする知識や方法を学ぶことではなく、そのときに頭の中で何が起こっているのか読む・書くときのこころの仕組みについて書かれている。

 

ぼくは、そこに注目していることに心がひかれた。

読む心・書く心のしくみを知る

単に読んだり書いたりするだけではなく、意識して、自分が読んだり書いたりしている姿を振り返り、そのやり方にまずいところはないかを考えてみること。

やり方だけを覚えるのではなくて、自分の読み方、書き方をふり返ってうまくいくわけやそのための心のしくみを知って取り組むことが肝心なのです。読むことや書くことの心のしくみがわかってくれば、おのずとどうすればいいかがわかってきます。

この本を読むまで、いろんな読書法について勉強していたけれど、自分の読み方を振り返ることに意識を向けたことがなかった。

 

ましてや、

 

自分の読書法に注目するのではなく、読んでいるときの心のしくみについては考えたこともなかった。

 

既にもっている知識が読むことに影響する

「文章を読む」とは、入ってくる情報について自分がすでにもっている知識を使いながら、重要な情報とそうでない情報を取捨選択し、情報をもっている知識を関連させて文章を理解しています。

双方向の流れ、もっている知識と入ってくる情報のやりとりによって、書かれている文章の内容や世界を読み手の心の中につくり上げていく過程といえます。ですから、読み手側が手持ちの知識をどのように使うことができるのかが重要なのです。

人によって本の解釈がちがうのは、人それぞれがすでにもっている知識が違うから。

ことばが書いてあっても、人それぞれの解釈が変わってくる。

 

また知識があったとしても、その知識をどのように使うかで、さらに解釈は変わってくる。

 

ことばって、おもしろい。

  • 読み手の既有知識が文章内の単語の解釈に影響を与える。知識は文を読み進めていくときにも理解するのに影響を与えています。
  • 理解するために、語の意味から、文が示す状況を推測しているわけです。
  • 短い文であっても文中の前後の情報文中の内容に関連した知識を使って織物のように編み上げながら、読んでいっている。

速読するうえでも、既有知識の量によって、読むスピードは変わってくる。

本を読めば読むほど、既有知識は増え、本を読むスピードは当然はやくなってくる。

 

「わかったつもり」が正しく理解することを邪魔をする

わかったつもりが邪魔をする。

ここであげられている例がわかりやすい。

 

高校生や大学生のころから、自分でせんたくをする習慣をつけておくことが、これからの時代を生きていくのには大切である。

この「せんたく」は、「洗濯」もしくは「選択」ととらえることができる。

それによって、文章の意味が変わってくる。

 

わかったつもりでいると、他の選択肢があることすら考えないので、まちがった解釈をしてしまうことがある。

 

私たちが文章を読むときには、これまでにもっていた知識文章を読み進むなかであらたに得た情報を使って、文章中に書かれていないことも推論して意味のまとまりをつくり出していく心のはたらきがあることを述べました。

そのはたらきは重要なんものですが、これがなかなか曲者です。正確に読むことや吟味していくことを時に妨げることも起こってくるわけです。

速読するときの欠点が、まさにこれ。

 

推論できるからこそ速く読めるし、既有知識によって読み飛ばすこともできる。

しかし、その推論によって言葉の解釈が違うように読み取ってしまう危険性もある。

文章を批判的に読む

文章を批判的に読みをそれを吟味すること

→文章を読んでいくときに、事実と意見や主張の部分を見分けながら読むことが大切だといわれます。けれどもそれだけではなく、根拠となる事実や理由づけと主張との関係を考えてみることもとても大切なことなのです。

受け身で読むのではなく、自分から掴み取る能動的な本の読み方がたいせつ。

 

能動的に読むことによって、記憶の中にあるあらゆる情報とつながりやすくなるため、発想が生み出しやすい。

 

  • 手がかりの言葉に目をつける。
  • 根拠から主張が導かれる確からしさ→「必ず、きっと、たぶん、おそらく」「だろう、かもしれない、違いない、である、ではないだろうか」
  • 読解が正しくできないという人の中には、こうした言葉に注意して読むことができない人がいることがわかっています。たかが言葉、されど言葉なのです。カギとなる言葉を見落とさないことがポイントです。

ぼくは本を読むときに、接続詞に◯をつける読み方もする。

それは、カギとなる言葉を見落とさないためだ。

 

◯をつけることによって、意識してその前後の文章に意識がむくのが、重要な言葉をひろいやすい。

 

作文の3つの行程

作文の3つの行程

  1. 計画→何を書いていこうかと頭の中でモデルをつくる。
  2. 翻訳→ここでの「翻訳」の意味は、考えて書こうとした内容を実際に目に見える文字に表していく過程。
  3. 推敲→文字として書き表された文を見ながら、書きたかったことが書けているか、適切な語や文字を用いているか、より良い表現はないかなど、知識や計画と照らし書かれた文章をみる過程。

いきなり書くと、方向がバラバラになってしまい、文章に統一感がなかったり、書いている途中で迷子になってしまうこともある。

最初に、設計図をつくってから、書くことが大事。

 

書評のまとめ「読む心・書く心」

ぼくは、速読についていろいろ勉強して、たくさんの本も読んできた。

その中でも、この本の着目している視点は他にない視点だ。

 

  • 既有知識が、読書に与える影響について
  • 「わかったつもり」が正しい理解を阻害することがある
  • 事実・意見・主張など、見分けながら情報を正確に理解する

 

ぼくは特に「本を読むとき」に自分が意識できていないことを、認識することができた。

読書好きな人や、文章をかく人にはぜひ読んでもらいたい。

 

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「読む心・書く心」秋田喜代美(著)
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