「要約」って、短くまとめればいいんでしょって思っていました。
要約に対しての考えが浅かったです……。
「要約」する力をつけると、情報収集、整理する能力があがり、人に伝える力が向上します。
要約力は、情報をまとめるだけではなく、情報との向き合い方まで変えてくれる力があります。
今は情報であふれた世の中です。「要約力」を鍛えていくと、その情報を主体的にコントロールすることも可能になってくるのです。それぐらい今の時代に必要な能力なのです。
(日本実業出版社さんよりご献本いただきました。)
この記事の目次
本日の読書『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』山口拓朗(著)
著者:山口拓朗さんとは
伝える力【話す・書く】研究所所長。 山口拓朗ライティングサロン主宰。
雑誌記者時代を合わせた21年間で2800件以上の取材・インタビュー歴があります。
現在は執筆活動に加え、講演や研修を通じて「論理的に伝わる文章の書き方」「好意と信頼を獲得するメールの書き方」「売れる文章&コピーの作り方」「ファンを増やすブログ記事の書き方」等の実践的ノウハウを提供。 広告コピーやセールスライティング、WEBライティングも多数手がけます。(アマゾン著者ページより引用)
複数出版されていますが、文章術の下記の本はブロガーやライターのバイブル本として有名です。
要約していることに「自覚的になること」
本書を読んで一番に思ったことが、私は「要約」することに対して深く考えられていなかったことです。
もちろん自分なりには考えて行っていたつもりですが、「要約」に対しての意識が弱かったです。
まずは「要約」を行うには、約するには3つのステップがあると書かれています。
この3つのステップは「要約」を深掘りするのにわかりやすい分類ですね。
私が「要約」をするときは「3」の情報伝達しか意識していなかったです。
情報収集も情報整理もおこなっていたとは思いますが、無意識でした。
具体的なやり方や事例も掲載されているので、わかりやすく書かれていて、頭の中を整理しながら読み進められます。
要約を伝える「相手」と「目的」を明確にする
私が「要約」をするときのポイントだなと思ったのが、次の一文です。
要約を伝える「相手」と「目的」を明確にする
要約しても伝わらなければ意味がないです。
そのために伝える相手によって言葉がかわり、目的によって伝える内容がかわってきます。
「相手」と「目的」を意識して、「要約」することが重要になってきます。
この優先順位を意識して、「要約」を組み立てていきます。
私のように「無意識」に要約していると、情報の優先順位って「自分が伝えたい情報」が1番になってしまっていることが多いことに気付きました。
自分本位の要約になってしまっていたのです。
これだと、人に伝えるには不十分ですよね。反省です……。
伝える目的を達成したいのであれば、相手の反応を「相手任せ」にしてはいけません。
相手の反応は、伝え手であるあなたが決めるのです。
相手に伝えるときに相手の立場になって、要約すると相手の反応もこちら側が決めることができるのです。
そう考えると、「要約」することがたのしくなってきますね。
書評のまとめ『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』山口拓朗(著)
あとがきに書かれている言葉ですが、
「要約力を強化しよう」の裏メッセージは、「主体的に生きよう」です。
本書は「要約力」についてかかれた本ですが、情報に対して受け身でいるのではなく、常に主体的に向き合って生きていこうという著者のメッセージが込められた1冊です。
インスタやYouTubeにしろ、ネット情報で溢れた世の中です。
それらの情報を収集・整理して、人に伝えることがまさに「要約力」が必要になってきます。
さっそく、私も「要約力」を意識して、Twitter等のSNSをつかって「要約」の練習して要約力を鍛えていき、「情報」に対して主体的に接していけるように意識して取り組んでいきます。