いろんな本を読んでいると、「これだっ!」って自分の人生を変えるほどの大きな影響を受ける本(バイブル本)に出会うことがある。
だから、読書はやめられない。
僕が読書をはじめた初期の頃(23歳のとき)、今から14年前くらいかな。
たまたまネットで「オススメ」って書いてあった本を購入した。
この中村文昭さんの「お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!」は、何度読んだかわかりません。
何人の人に「この本いいよ!」ってプレゼントして、無理やり読ませたかわかりません。
それくらい当時のぼくは感動しました。
この記事の目次
読書で、人生は変わる!
「本を読んでも人生なんて変わらない」って言う大人がたまにいる。
ぼくは、この本を読んで人生が変わった。
読書で人生は変わるって、ぼくは断言する。
14年前に読んだ「ぼくの人生を変えた」バイブル本の感想
何年ぶりだろう。
久しぶりに「お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!」を読んでみた。
目的は、このブログでその素晴らしい本を紹介したかったからだ。
実際読んでみた。
あれっ……。
なんかちがう……。
ぼくが20代の時に感じた期待していた感動が蘇ってこない。
感動しない自分がショックだった。
【人生のバイブル本】で感動しなかったわけ
- これから人生を切り開いていく著者のストーリーと、当時の状況が近かったから感動できた。
- 時代が変わり、価値観の変化
⒈本の内容が当時の自分の目指す方向性に近かったから
この本は著者の中村文昭さんが、高校を卒業して東京にいき、修行して、独立して自分のお店を出すという成功ストーリーになっている。
当時、ぼくはこれから勉強(修行)して、将来は独立したいって強く思っていて、ギラギラしていた。成功欲求が強く、成功ストーリーに自分を照らし合わせ、感情移入がしやすかった。
時は経ち、ぼくは37歳になった。
⒉時代が変わり、価値観が変わった。
この本は、丁稚奉公など、根性・努力の手段が書かれている。
確かに必要な部分もあるのだけど、今の時代であればもっと違うやり方になってしまう部分もあり、今の自分を感情移入することができなかった。
ぼくが読んでいて苦しいなって思ったところ、
「将来のために『今』を我慢する」
この文章を見た時に、ぼくのこころの眼が閉じてしまった。
ぼくが今回、この本に入りきれなかった原因はこの一文。
「きっとこころに響く文章があるはず」と、全文読んで見たが、前半にこの文章を見てしまったので、こころが入ることなく終えてしまった。
以前は、ぼくも「将来のために『今』を犠牲にする」生き方をしていた。
でも、今は「今」をたいせつにする生き方をぼくは目指している。
【人生のバイブル本】を読んで良かったこと
- 本を読んで、行動した自分を確認できた。
- 20代の自分の気持ちを再び感じることができた。
⒈本を読んで、行動した自分を確認できた。
ぼくがこの本を読んで、実行したこと
この本に書いてあることのいくつかを実際に同じようにやっていた。
その行動力に、当時の自分を『すげぇなぁ』って思った。
何より、ぼくはこの本のおかげで「ご縁」という言葉が大好きになった。
⒉20代の自分の気持ちを再び感じることができた。
この本の背表紙をみる度に、ぼくは20代の頃の気持ちを思い出す。
ましてや、再びこの本の全文を読んで、改めて当時のことを思い出した。
「このフレーズに響いたなぁ」とか、「この文章を読んで〜思った」ってことまで、その当時の自分の気持ちを思い出すことができた。
20代の頃の自分に、再び会えたかのような感覚になった。
人生を変えた【バイブル本を読んだ感想】まとめ
14年前は、自分の状況や時代が、この本とマッチしていて、すごく響いた。
でも、今はまた違う感情がある。
ただ言えることは、14年前と変わらぬモノもある。
時代は変わっても、人の本質って変わらない。
14年前からずっと、この本が言っていることを大切にし続けている『ぼく』もいる。
ぼくが普段スタッフに伝えていることや、ぼくが大切にしていることが、「この本に書いてあったのか」と、自分のルーツを知ることができ確認ができた。
14年前と感じ方は違うが、ぼくにとっては大切な大切な一冊だ。
ぼくの人生を支えてくれた本の一冊だ。
ぼくはよく「ご縁に感謝」って言葉をよく使う。
これは、この本から「ご縁」という言葉を、ぼくが学ばせてもらったから。
変わったモノと変わらないモノと知ることができて、またこの本はぼくにとって、新しい大切な本となった。