速読の方法①〜⑦【誰でもカンタンにできる読書術のコツ】〜本嫌いを本好きにさせてしまう本の読み方

11万円かかった「10倍速く読める!」速読のセミナーに通ったが、10倍速くならなかった。

ぼくはもともと23歳まで全く本を読まない(読めない)人だった。

 

「10倍速く読める!」をぼくは信じて、やってもやってもできず、気がつけば100万円以上注ぎ込んで「本の読み方」を勉強した。それでも、10倍速く読めなかった。

ぼくの読書の方法は、速読フォトリーディングからスタートして、「読書のやり方」オタクとして研究をして、今の読書のスタイルになった。速読のインストラクターの資格もとったので、いずれ「本の読み方のセミナー」もやりたい。

 

5年間で1500冊本を買った。(amazonの注文履歴より)

「読書嫌い」を克服するためには……

読書が苦手な人に多いのが、いくつか読書を嫌いになる考え方をもっている。

ぼくはまず3つのことを読書嫌いの人に伝えたい。

「読む必要のない本がある」と知る。

このことを初めて知ったときは、なかなか受け入れることができなかった。

なぜなら、買ってしまった本がもったいなくて、途中で読むことをあきらめることができないから。

 

なかなか理解するまでは、勇気がいる決断だ。

「読む必要のない本」とは正確にいうと、「今の自分にとって読む必要がない本」。

状況が違えば、その本が自分にとって必要になる時が来るかもしれない。

 

読む必要がないって思ったときには、勇気をもって本を閉じたい。

 

読む必要がないって感じた時点で、本が頭に入ってくる効率も悪くなり、気持ちものらないからますます読書が苦痛になり、無駄な時間となってしまう。

 

「一字一句読まなくても良い」と知る。

「本は一字一句読みなさい」と小学校に教えこまれ、一字一句理解しながら読まないとダメって思い込んでいる人が多いが、それだと苦しくなる。

最初は、「一字一句」読まないと不安になってしまう。

不安に思ってしまうと、本の内容が頭に入ってこない。

 

これも慣れである。

 

一時一句を読んで理解できないと次にいってはいけないという先入観を払拭するのには、この考えのもと、読書の経験を増やすことだ。

自分の理解度に合った本を選ぶ。

読書をしようと言って、いきなり難しい本を渡されても、そりゃ読めない。

なんせ本を読んでいない人は、前提となる知識が少ない。

 

いきなり、「マネジメントの父ドラッカーを読め! 」って渡されたら、 

 その時点で理解しようとする頭がシャットアウトする。

 

でも、

これ読んでみて〜」って、

一気に手にとりやすくなる。

(⬆︎ちなみに「もしドラ」本はめっちゃオススメ!)

 

いきなり難しい本を読むより、知識がない場合は初級や入門用の本から入る。

今は、マンガ版も増えて読書に入りやすい本が増えた。

 

入門編やこども向けの本ということで、余計なプライドが邪魔しているならくだらないプライドは捨てるべし!

誰でもできる『本がはやく読める読書術』

ぼくがいつも行なっている本の読み方。手順①〜⑥

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①目次を読む。

目次は本の設計図。

目次は、本がどういうことが書かれているのかがわかる設計図だ。

なかには目次がそうなっていないモノもあるが、おおよそ目次を読めば概略がつかめる。

 

ぼく
「〜こと」が書いてある本なんだぁって思えればオッケー!時間はかけない!

②本を読む目的を意識する。

まずはこの写真を見てください。

IMG 0221

ぼくの本棚の一部ですが、この写真をパッと見て入ってきた情報は、

 

赤ちゃんの写真の本はなんだろう

「イソギンチャクみたいなやつなんだろう」

オーガニック

とか……。

 

 

次に写真を見る前に、

を探して見てください』って

伝えて写真を見ると、

IMG 0221

先ほどとは違って、

」いモノを目は探してしまう。

 

 

同じ写真を見ても、

目的が違うと頭に入ってくる情報もかわってくる。

 

これが重要!!

 

本を読むときも同じだ。

たくさんの情報が入ってくる中で、目的をはっきりさせておくと、その情報が頭に残りやすい。だから、読む目的を「意識」することは大事。

 

目的は、その都度かわっても良い。

 

 

③パラパラする。

これも非常に慣れるまでは抵抗がある読み方。

ぼくのパラパラは2種類ある。

1つ目:パラパラマンガを読むスピードでパラパラ本をめくる。

1ページ1秒もかけてない。

そんなんで読めるかーって声が聞こえてきそうだが、もちろん読めるわけがない

目的は、本になじむ為と潜在意識(無意識)に情報を入れるため。

少し専門的になるので、むずかしいけど、簡単に言うとたとえ高速でパラパラしても脳にはなんらかの情報が入っている。ただ、その情報が意識上にもってこれないだけ。(理解できなくてもオッケー)

 

右脳教育のフラッシュカードと同じ理論。

フラッシュカードとは、漢字や数字、物の名前などを書いたカードを子供に見せながら、高速でめくっていく手法で、大量の情報を脳に入れることが目的

 

パラパラマンガってパラパラしても、マンガが見えているのと同じ。

本をパラパラしても、情報が頭に入っている。

ぼく
パラパラしている時は、文字を読もうとするのではなくを見ている感覚。

何回もやって、経験して身につけるしかないけど、パラパラしていることが『なんか意味がある』って思えるようになること。なんでも思い込みが大切。

『思考は現実化する』とはいうけど、こころに思うことは大事。

最初から、この感覚になれっていうのは無理がある。

 

ぼくも最初は『これって意味あるんかな』って疑心暗鬼だったがやり続けた結果、意味があるって確信している。ぼくは本を読む時は必ずパラパラしている。

2つ目:パラパラ読みは、1ページ2〜5秒くらいでパラパラする。

こちらの方のイメージは、本屋で立ち読みするときに、「何が書いているのかなぁ」って思って本をパラパラめくる感じ。文字は読むけど、めっちゃとびとび。

こちらも本の内容までは、理解できるわけがないレベルでパラパラ。

1つ目パラパラよりも頭に入った感はあるので、まだ意味が感じやすいかも。

 

ぼくは、このパラパラマンガ読み立ち読みパラパラと両方やる。

 

あと、パラパラするときは、表紙から順番にパラパラと、逆に裏からの逆パラパラもする。

逆から読むことも、これも多いに意味があるので、表からも裏からもパラパラやる。

 

 

④1回で全部理解しようとせず、わからなくてもサーっと目を通す。

 これは、1冊の本を5分〜15分くらいで、超高速で読む。

最初から最後まで、普通に目を通す感じ。

 

一字一句きっちり認識する必要なし。1行や2行読み飛ばしても気にしない。

わからなくても戻らない。

 

途中からわけがわからなくてもオッケー。

苦しくなってきたら、とりあえず内容はわからなくて良い。つながりがわからず、一部ずつしかわからんくてもオッケー。

 

目的は、本になじみやすくなる為。

 

⑤2回目は、さっきよりも少しじっくり読もうとする、まだ理解できなくても良い。

この⑤のところは、やらなくてもいい。

ぼくは、とっつきにくい本の場合はやる。

⑥3回目は、時間をはかって早めに読む。

これが一番ふつうに読む感じ。

読書初心者もしくは、速読を目指す人は、時間をはかることがポイント

 

時間をはからないと、どうしてもダラダラとなってしまう。

人は制限されると、また別の能力が発揮される。

休憩時間や出勤前など時間が制限されている時に読むと、時間を嫌でも意識するので早く読めるようになれる。

 

⑦読書のあとは、アウトプットすれば本の内容を忘れない!

本を読みっぱなしが一番もったいない。

最後に、アウトプット(出力)してはじめて自分のモノとなる。

 

読んだだけでは、すぐに忘れてしまう。

 

学校の勉強といっしょで、授業で学んだだけだと、その時は理解したとしても忘れてしまう。

学校はありがたいことにテストという仕組みがあり、アウトプットする場がある。

 

テストで問題を解かなければいけないというアウトプット(出力)する目的があるから、インプット(入力)するときも頭に入ってきやすい。

 

読書も同じ。

 

ぼく
アウトプットする目的があると、本の内容が頭に入ってきやすい。

 

アウトプットとは、読書会で本の内容についてみんなで語る、ブログに書く、Evernoteに書く、読書ノートにまとめるなど。自分ひとりでもできることはたくさんある。アウトプットを形にしておくと、「やった感」を感じることができて自信につながる。

めんどくさがらずに、自分のアウトプットの場をつくってほしい。

読書術のまとめ

 

ぼくの読書術の行程は、①〜⑤までの行程は迷路に例えると、

スタートからゴールを目指すのに、

何も情報がなくスタート地点にたってゴールを目指すのが従来の読書

ぼくの読書法は、まずはスタートからゴールまで道筋を確認して、全体地図を見渡して確認してから、スタート地点にたってゴールを目指す読書法

 

この違いだ。

 

何でも脳に記憶するのに、なんか嫌だなとか抵抗感があると、脳は拒絶する

読書も同じ。「なんかこの本いやだな、なんか読みにくそうだな」って思うと、読んでも頭には入ってこない。

 

だから、①〜⑤の行程で、本になじみを感じて、抵抗感をなくてしていく。

難しい本ほど、何度もパラパラしたり、いろんなページを一部分だけ開いて読んだりする。

その繰り替えしているうちに、本に対する抵抗感が減っていき、本と自分の距離がだんだん近くなっていき読めるようになってくる。

 

ぼくが思う読書について思うことは、「もっと自由でいい」ってこと。

ぼくが読書する時は①〜⑥までの行程をごちゃまぜでやっている。時間もめちゃくちゃだし、自由だ。

本によっても理解度もまちまち。理解したいなって思う本には時間をかけるし、つまらないって思った瞬間にその本は閉じる。

 

本を読んだり、速読したりすると、『本の内容が思い出せない』って悩む人が多い。

ぼくもそこに関しては随分研究した。

 

読書をまったくやらなかった僕が、年間200冊以上読むようになるまでで感じたことは、『本の内容が思い出せなくてもいいじゃないか』ってことだ。

 

もちろん思い出せればそれでいいけど、最初の段階は、とりあえず本をたくさん読むことがいい。

 

質より量。

とりあえずまずは1冊からスタート。

月に1冊読めたからスタートして、月に3冊なり、月に5冊なりと段々本が読めるようになってくる。

その達成感が、読書を好きにさせる。

 

ぼくはまずはその『1冊読めた』ってところからスタートして、をこなしていくうちに読書の質もあがってくると信じている。

最初の読書の目的は、「本を読みきること」であっていい、本をどんどん読んでいくと、それが自信になり、本を読むことが好きになる。好きになれば、自然と読書が深くなっていく。そうすれば、本の内容もだんだんと頭に残りやすくなる。

ぼく
最初は、あせらず読んだ本の内容が思い出せなくもてオッケー。「本を1冊読めた事実」をつくることが大事。

 

ぼくの読書は今、速読遅読と両方やっている。

速読で良い本を見つけ、その本を何度もじっくり味わうことが、今のぼくの一番贅沢な時間の過ごし方だ。

 

 

読書は自由であっていいと思うけど、まずはこの読書法①〜⑥を試してほしい。

 

 

追伸:

ぼく
ぼくが本を選ぶ時に必ずやることは、「前書き」と「あとがき」を読むこと

ここを読む人が多いので著者は力を入れて書いていることが多い。

「前書き」「あとがき」がおもしろい本は、おもしろい本である可能性が高い!

ぼくの読書法の参考図書の一部

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