【感想】「破天荒フェニックス オンデーズ再生物語」田中修治→一気に読んでしまい、のめり込んでしまう本だ!

破天荒フェニックス オンデーズ本

次々にあらわれてくる大きな壁に、読んでいて苦しくなってしまうくらいハラハラドキドキの壮絶なビジネス物語

さまざまな強敵や困難が立ちはだかろうとも、何度も倒れては起き上がり、立ち向かっていき、仲間が増えていき、レベルがどんどん上がっていく。その姿は、読書をしていて、まるでドラクエのようなRPGゲームをやっているような気分になった。

 

読みながらワクワク、ワクワクした。時には感動して涙が出そうになるくらい胸があつくなる。

 

 

「絶対に倒産する」と言われたメガネチェーン「オンデーズ」を買収し、企業再生し、世界進出を目指すという実話をもとにしたビジネス小説。

オンデーズHP

オンデーズとは、メガネ・サングラスを販売するメガネチェーン店を運営している会社。10カ国に200店舗以上出店。

 

本日の読書「破天荒フェニックス オンデーズ再生物語」田中修治

「破天荒フェニックス オンデーズ再生物語」田中修治

田中修治さん公式ブログ

目的のズレが軋轢を生む

同じ目的に向かっているようでも、人によっては見る角度が変わり、角度が変わると見える景色は、まるで違うものになる。そして、そのズレは時に予想もしない程、醜い軋轢を生み落とす。

チームで大切なのは、どこに向かっているのかという目的だ。

目的を共有していると思っていても、実は若干ズレていたりすることって多々あると思う。

 

若干のズレであって、方向は同じような方向を見ているので「まぁ、いいか〜」って考えがち。

その結果、わずかなズレが時間がたつと、大きなズレになっていたり、ここぞという重要な場面でのわずかな目的のズレが大きなトラブルの原因になったりする。

 

企業を健全に成長させていく為に一番大事なことは、事業計画でも資金繰りでもなくて、まずは関わる人たちの目指すべき方向をちゃんと一つにすること

事業をしていくうえで、一番大切なことは人であり、皆で目指す方向が揃っていること。

売上、資金どの問題も原因を突き詰めると、「人」である。

 

 

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社員のテンションがあがれば売上は伸びる

社員のテンションが上がると、店舗の売上が伸びるという相関性は以前から感じていたが、これほどまでにしっかりと効果が表れてくることには僕も少々驚いていた。

飲食店をやっていると、このことは特に実感する。

 

「売りたくないもの」、「本当にいいって思っていないもの」を売らされることほど、ツライものはない。

テンションが下がってしまうので、当然売れない。

 

売上が下がると社員のテンションが下がり、社員のテンションが下がるとさらに売上が下がるという負のスパイラルに陥ちてしまう。

 

社員のテンションで売上は変わってくる。

いかにテンションをあげていくのか、保つのか非常に大事なポイントである。

 

企業は「人」そのもの

企業は「人」そのものなのだ。優秀な人を惹きつけることができなければ、企業は絶対に経営者の能力以上には成長をしない。

倒産直前の状態から、海外出店するくらい大きり、毎月の資金繰りでギリギリ乗り切っていた会社でさえ、「企業は『人』そのものなんだ」って、言い切るくらい、やはり「人」が一番重要である。

振り返ると、ぼくがやってきたフランチャイズで仕組み化された飲食店でさえ、お店の売上は確かに「人」によっても変化する。

 

お店や会社をしていく上で、資金や技術などいろんな要素はあったとしても、「人」をはずしてしまうと、うまくいかない。一番削りやすいのも「人」であり、目先の利益を追い求めてしまい、「人」を削ってしまう。

その結果、一時的に利益を確保できたとしても、拡大や売上をあげていく力も同時に失ってしまう。

 

次の展開も考えていくには、「人」は確保しておきたい。

書評のまとめ「破天荒フェニックス オンデーズ再生物語」田中修治

読んでいて、本当にワクワク・ドキドキした本だった。

ビジネスをやっている人なら、共感できるところが多々あり、物語に入り込んでしまう。

 

何度も押し寄せる「倒産」の危機をギリギリのところで乗り越え、「あ〜、よかった〜」と読んでいて安心した次の瞬間には、田中さんはすぐ次の挑戦へと行動してしまう。

事業の展開のスピード感が、すさまじい。

 

事実に基づいた物語で、細かな感情までがヒシヒシと描かれている。

 

新店オープン当日、お店の前に想像以上に行列ができていた時の感動。

「これは絶対イケるだろう」と自信満々にお店を開けてみら閑古鳥が鳴いた時の絶望感。

 

まさにリアルそのもの。

 

 

この本を読みがなら、自分が飲食店をやってきた、その時のさまざまな出来事、思い出が走馬灯のよう駆け巡った。自分の中にある記憶と感情がよみがえり、何度も何度も胸があつくなった。

 

田中さんが挑戦される姿が、自分がまだたどり着けていない大きなステージへの挑戦する未来の姿と重ねることによって、大きな勇気がもらえた。

ぼく
いやぁ〜、映画を見ているようなスピード感とドキドキ感を味わえた本でした〜(^_^)

読みやすさ ★★★★☆

一気に読んでしまう度★★★★★

オススメ度 ★★★★☆

読みやすくわかりやし言葉が使われているけど、ページ数が494Pあり分厚い!!

その分厚さにビビる人もいるかもしないが、読めば一気に読んじゃうぐらい引き込まれる。ハラハラドキドキがずっと続き、あきない!!

独立・起業を目指している人、お店・会社を経営している人に特にオススメ!!感動すること間違いなし!!!

※「破天荒フェニックス」を読んでしまうと、もれなくオンデーズを好きになってしまい、メガネを買いたくなったら、まちがいなくオンデーズに行ってしまうだろう(笑)

 

 

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NewsPicksにて、「破天荒フェニックス」の執筆秘話のインタビュー(有料)

 

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