「あ〜なんとなく知っているけど……。」
やっていない
ってことが、実に多い。
ぼくは、ブログを運営していくことについて、キチンって勉強せず、困ったらググって調べ、荒削りに運営している。だから知識が断片的である。
必要なことが網羅されているこの本は、自分ができていること・できていないことを確認することができるから、すごく有難い本となった。
(著者の坂井さんより献本いただきました。)
本日の読書「小さな会社のWeb担当者・ネットショップ運営者のためのWebサイトのつくり方・運営のしかた」
この記事の目次
著者:坂井和宏さんとは
1981年生・2006年から京都にてウェブサイト制作をメインとするレボネット(株)に役員として創業に携わる。WEBディレクター&マーケターとして、ウェブサイト制作+マーケティング支援サービスを提供。12年以上に渡り、顧客から指示を集めてサイト制作・集客・売上アップに至るまで総合的に支援(※著者のブログより引用)
Webサイト(ブログ)を運営の確認ができる。
人によって、既存の知識や学びの度合いによって、この本は響く内容は変わってくる。
全部で「プロの技」として101の技が紹介されている。
下記は、ぼくが気になったことのほんの一部。
サイト目的と出口を明確にする
「ウェブサイトを作って達成したい目的は何か?」3つに分かれる。
- 新規顧客向け→1回目の購入・申し込み
- 初回購入からリピーターになるまでの顧客向け→2回目の購入につなげる
- リピート顧客向け→さらなるリピートと満足度向上
つい1〜3までのことを全てをかいてしまいがち。
その結果、伝わりにくくなっている。
記事をかく目的と、記事をかいてどう行動してほしいのかを、自分のなかで明確にすることは大事だ。
USPを絞り出し、顧客の一番のメリット・体験価値を提供する
USP(ユニークセリングポイント)とは、独自の売りとなる提案のこと
商品・サービスの他社と差別化できるポイントや顧客が一番メリットとして感じるポイントをまとめて書き出し、サイトの訴求力を高めましょう。顧客が受け取る体験価値を想像して、商品・サービスの価値を高める努力も必要です。
意識していないと、文章をかく側の自己満足の一方向の視点でかいてしまっていることが多い。読む側にたって、何を感じるのかという視点を忘れないようにしたい。
顧客のメリットとそれを手にいれて経験できる価値を、ハッキリとさせ言語化する必要がある。
画像のaltを理解して、適切に記述する
何となく知っていたけど、「まぁ、いっか〜」と思ってやっていなかったこと。
alt属性とは、画像を表すimg要素の中に何の画像であるか記述する代替テキスト情報
Googleのクローラーが何の画像か把握するため、テキストブラウザや音声ブラウザを利用してサイト閲覧する人にとって何の画像かわかりやすくするために記載する。
Googleのクローラーは、画像が何なのか認識できない為に、Googleにこの画像は何なのか説明するために「alt=」に文字を入力して説明する。
<img src=“◯◯◯” alt=”ココに記述“> 10文字程度でわかりやすく適切に記述する。
たとえば、下記の画像↓
ワードプレスだと、画像挿入時の画面で、「代替テキスト」に記述すればよい
代替テキストに記述すると、「alt=」に反映される。
<img class=”aligncenter wp-image-2690 size-medium” src=”https://kanakugi.com/wp-content/uploads/2018/02/IMG_2301-225×300.jpg” alt=”Webサイト本” width=”225″ height=”300″ />
画像をGoogleに認識してもらうために、altを活用していこうと思う。
ブログをやっている人にとっては、「当たり前」のことかもしれないが、独学で勉強してやっていると、こういうことすら抜けてしまっている。反省……。
本の内容
- 企画・構成と原稿の準備
- ドメイン・サーバ設定
- デザイン・仕様の決定
- サイト制作・分析ツールの導入
- 集客活動
- 更新管理・サイト分析
サイトの作成の考え方から、ワードプレスのおすすめのプラグインなどの紹介があり、まずはサイト(ブログ)を作成する。
Googleアナリティックス、Googleサーチコンソール、SEOチェキなどサイトの分析の仕方も教えてくれて、SEO対策・アクセス数を増やす方法が学べ、
Facebook・LINE・Amazon・YouTube・楽天・ヤフオクなどの活用の仕方まで、一連のサイト運営の流れが書かれている。
まとめ『小さな会社のWeb担当者・ネットショップ運営者のためのWebサイトのつくり方・運営のしかた』
サイト(ブログ)の作り方からはじまり、分析、SEO対策、宣伝の仕方まで時系列で整理されているので、頭の中を整理でき、自分が何を知っていて、何がわかってないのかがわかった。
サイト作り方・運営の仕方の考え方から技術的なことまで、初心者が知りたいことがならんでいる。
著者:坂井さんのあとがきの冒頭部分
本を読んで実際に実行に移す人は1〜5%、さらに継続して取り組んで結果を出す人は1〜5%と考えると、しっかり実行して継続することができれば結果を出せるといえます。
ぼくは、確かにこの本を読んで、
『なんとなく知っているなぁ〜』ってこと、忘れていたこと、初めて知ることもあったりもした。
でも、この坂井さんのあとがきを読んで気がついた。
ぼくは、たとえ知っていたとしても「実行」していないことが多い。
『実行していないことが多いこと』がわかったことが、この本を読んでの一番の収穫
この本の特設サイトも作られていて、本に紹介されているツールやサイトのURLものっているので、本と併用すると効率的に勉強ができる。