「良い習慣を身につけること」って、やろうと思っても途中で挫折してしまう……。
今日はその習慣化についての本だ。
120ページほどで薄くて読みやすく、手に取りやすい。習慣を身につけることが苦手な人にオススメ!
この記事の目次
本日の読書「やり抜く人の9つの習慣」
「やり抜く人の9つの習慣」ハイディ・グラント・ハルバーソン著 林田レジリ浩文(訳)
本を選んだ理由「習慣作り」
どうすれば習慣が身につくのか知りたい。
ぼくが気になったところ(抜粋)
- 『成功者』と呼ばれる人たちは、「才能が成功に導いた」のではなく、彼らは「ある種の思考や行動によって、自らを成功に導いている」
- 目標達成への行動計画を作る。
- フィードバックで目標との距離を確認する。
- フィードバックが多くの人ができない理由
①面倒だから。いちいち立ち止まって確認する作業は大変。
②「自分の未熟さに向き合わなければいけない」- 目標の2つのタイプ「証明ゴール」と「成長ゴール」
「証明ゴール」→「自分にはそれをする能力がある」「私はやり方を知っている」ということを証明する目標。
問題点は、「正しいことをやっているのだろうか」とか「自分には本当にできるのだろうか」という思いが湧いてきて、不安にとらわれる。せっかくの目標が、ネガティブな考えの原因になってしまうのです。- 能力を発揮することを阻害する最大の要因は不安感です。
- 「成長ゴール」→目標にむかっているとき、そこで出会う困難を「学び」という視点で捉えることができたら、失敗しても「またひとつ学んだ」と思えれば、がっかりすることなくモチベーションを維持することができる。成長ゴールは失敗の落胆から、あなたを守ってくれる味方となる。
- 興味のある課題に取り組む人は活力の高い状態を維持できる。
- 「固定的知能観」を持つ人は「うまくいかないのは自分に能力がないせいだ」と考えます。そして「私には向いていない」と考えるのです。
- 「拡張的知能観」を持つ人は「努力不足だった」「戦略を間違えた」「プランを練らなかった」などと自分の努力や行動のせいにします。
- 自分でコントロールできることに原因があると考えれば、「成功は自分のがんばり次第」と信じることができる
【習慣化するために】目標は具体的に
「あたりまえで、簡単に実行できる」ことと「誰もがあたりまえに実行している」ことはイコールではない。
この言葉って本当に胸にズドンってくる。
成功するのに特別なことってない。
ぼくもそうだが、つい何か別の方法があるのではないかって、いろいろ裏技を探してしまう。
「当たり前のことを当たり前にやる」だけ。
これができない。
- 具体的かつ詳細に、自分が達成したいことを考え抜くことが大事。
- 目標達成のために「やるべきこと」を具体化する。
まさに、これが先ほどの成功法則でよく言われている「あたりまえ」のこと。
ぼくも、できていない。
やりたいことはある。
しかし、それを具体的に詳細にまで明確にはできていない。
「考える」のではなく、「考え抜く」ってところに大事。
そこまでやらなければいけない。
【習慣化するために】フィードバックができない理由
フィードバックが多くの人ができない理由
- 面倒だから。いちいち立ち止まって確認する作業は大変。
- 「自分の未熟さに向き合わなければいけない」
読書のあとの読書日記・書評も、普段の生活の日記、ダイエットの記録は、すべてフィードバックの分類に入る。
共通していえることが、めんどくさい。
そして、どれもすぐに成果を感じることができず、自分の未熟なモノを感じて、やる気が下がってしまう時もある。
【習慣化するために】「できるようになる」と自分を信じること
「自分には成功する力がある」と信じることと同じくらい大切なことあります。それは「今できなくても、できるようになる」と信じることです。
小さな小さな成功体験を積み重ね、自分を信じることが大切。
この1行に、ぼくは「あなたはやれる!だから、自分を信じなさい」と背中を押された気持ちになった。
意志力は筋力と同じで、鍛えることもできるし、消耗もする。
意志力の鍛え方
意志力は筋力と似ています。筋力は使わなければ衰えますが、意志力も使わなければ段々と弱くなってきいきます。
逆に、意志力を、定期的に正しい方法で使えば、少しずつ強くすることができます。
意志力の鍛え方=これまでにはやったことのない、気の進まないことを、自らの意思でやってみること。
取り組む価値があると思うことを続ける。
今すぐ意志力を回復させる方法
「意志力が強い人」を思い浮かべると、それだけで意志力をパワーアップさせたり、回を早めることができるということが、実験で証明されたのです。
意志力は使いすぎると消耗する。
意志力も鍛えれば強くなることを知っていて、習慣的に鍛えている。筋力と同じように、意志力も使いすぎれば消耗する。
この考えは、ぼくにとって大きな収穫だ。
特に「意志力が消耗する」ってところが、言われてみれば確かにそうだと思った。
つい目標が達成できなかったときに、「意志力がなかったんだ」と自分で思ってしまった場合に、本当は「意志力がなかった」のではなく、「意志力が消耗してしまっていた」だけなのかもしれない。意志力は筋力と同じように鍛えることも、消耗することもあると知っていれば、自分でコントロールができる。
まとめ
『成功者』と呼ばれる人たちは、「才能が成功に導いた」のではなく、彼らは「ある種の思考や行動によって、自らを成功に導いている」
成功するための大きなヒントがここにある。
成功するためには、才能や運命という言葉で片付けてしまい、あきらめさせる人もいる。
しかし、
この本が語っているように、成功するためには、運もあるが、「やり方」がある。
努力してそのスタートラインまでは誰もたつことができる。
人は、どんな習慣をもつかで、その人が決まってしまう。
良い習慣を身につけるためには、やり方がある。
この本は、そのやり方を学べる本だ。
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