前回の「やりたいことがある人は未来食堂に来てください」小林せいか著の本が、
飲食店の経営の勉強になり、その業界にはない新しいシステムをつくっていくうえで参考になりました。そこでこのお店をもっと知りたいと思い、小林せかいさんの最初の本を「今日の読書」本に選んだ。
本日の読書
この本を選んだ理由
・飲食店出身ではない人が、違う角度から飲食店をどのようにとらえているのか知りたい。
・新しいことをはじめるやり方・こころを学びたい。
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ぼくが気になったところ(本より抜粋)
- いろんな人にコンセプトを話してきて、いつしか「5%でいい。5%でいいから伝わってほしい」と思うようになりました。5%で十分なんです。
- コンセプトの母体を膨らませていけばいい。
- 未来食堂はたぶん、どこかで飲食店の枠を超えると思います。
飲食店の成功ベクトル上に目標があるわけでもありません。そう考えたとき、「飲食店」としてスケールするのではなくて、もっと別の概念の何かに転換することでスケールしていく未来が見えるのです。
- スケールすることが求められると信じています。人が人を思うということ、その人らしさを常識で縛らず、ただあるがままにその人を肯定すること。そんな信念を持つ場所を求める人はきっと少なくないと思うのです。すごく感覚的な表現になり申し訳ないのですが、もっと大きなものに呼ばれていると意識が自分の中にあります。
- 未来食堂はこれからもっと有名になります。私が有名になりたいという意味ではなく、未来食堂の信念がいろんなものに引っかかると信じているからです。私はそれを受け入れて、その業をきちんと背負わなければと思います。
- インプットの時間を作る。
未来食堂は、常に新しいこと、常識を再構築することが存在価値だと考えています。今日の営業・料理ももちろん大事ですが、いろんな物事の枠組みを超えて考え続けるためには、いろんな角度から学び続けることが必要だと感じています。
- 「まかない」のような新しいものと向き合うときは、「やる方向で考える」といつも自分に言い聞かせています。ネガティブ思考な自分の癖も相まって、逃げる理由はすぐにたくさん思いつくし、「ふつう」をやるのがいちばんラクチンです。「やる方向で考える」「やる方向で考える」と何度も自分に言い聞かせて壁を登っています。
- 大切なのは「あなた」に届けること
99人がノリで使っても、たったひとりが本当に困って使ったなら、それでいいんだと思います。奇跡はそうそう簡単には起こらないし、100人中100人が絶望の淵に立っている必要はないのです。誰もが幸せだったらそれがいちばんいいわけです。
99回踏みにじられても1回が誰かの支えになればそれで十分だと思います。大切なのは伝播されること。
ぼくが感じたこと
著者のせかいさんは、おもいが強い。「コンセプトが5%でも伝わればいい」「99回踏みにじられても1回が誰かの支えになればそれで十分」って、頭でわかっていても、実際わかってもらえないとつらくなってしまう。それを乗り越えれるくらいの強いおもい。
ぼくも「おもい」は強い方だと思っているけど、なかなか形にならないのは、もしかしたら「おもい」がまだ弱いのかもしれない。せかいさんの本を読んで、ぼくとの一番の違いは、「おもい」だけではなく仕組みが論理的にキッチリ組み立てられていること。
せかいさんは、エンジニアとして培ってきたモノを飲食店に応用した。
ぼくは前書で大きなヒントをもらったけど、この本でさらに詳しく知ることができた。
世の中のあらゆる『方程式』や知恵という手段をつかえば、自分がやりたいことを実現することは必ずできると確信した。
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